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基本学習法コース

実戦的英語力に不可欠な基盤をつくる
K/Hシステム英語学習法 を、リスニング中心に正しくじっくり習得

概要

本コースは、英語力が 今のところTOEC500点~700点の範囲にある方に、まず受講していただくとよいコースとして内容をデザインしました。 英語は、文の構造も情報の出てくる順序も音の特徴も、日本語と真逆のように異なる言語です。何を意識して何を身に付けていけば、英語を使いこなせるようになるのか。 そこにフォーカスして、「知っている」だけでなく、実際に 「使える」英語を身に付けていくための体系的な英語学習法を学びます。

教材は仕事で直に使える実戦的な内容で、クラスではこれを使ってリスニング力の強化を行うと同時に、英語の効果的な学習法を実践的に体験して持ち帰っていただきます。 実戦的な英語力に何が必要で、どう身に付ければよいのかを整理し、そうした「実戦力につながる基盤力」を効率よく身に付けるための方法を学びます。 「だいたい分かる」から、「正確に聞き取り、理解する」レベルへとブレイクスルーする力を養成します。 リスニングを中心に実践練習しますが、そのままスピーキング力強化にも応用できる内容で、また、どんな英語力レベルの方でも効果的に使えるスケーラブルな学習法です。 コースのカリキュラムは、この体系的な英語学習法を、ステップbyステップで実践練習しながら体得できるようにデザインしています。

<英語力強化 コアコース>(目安TOEIC700~950点)がまだ不安という方は、こちらのコースからスタートすると順調に離陸することができます。 英語力の高い方も、自分の現状と学習法の確認・調整、および本格的なレベルアップのための新たな指針と学習の方法論の習得の面から満足していただける内容です。 また、過去に<基本学習法コース>を受講した方も、新しい教材を使いますので、学習成果の確認、学習法の再確認と調整、ならびにさらに進んだ訓練方法を学ぶ機会として受講していただけます。

TOEIC がまだ 600点に満たない方、特に構文や文法に自信のない方は、予習方法などをご相談ください。コースで成果が上がる事前準備をしていただくための資料をお送りいたします。


対象レベル

  • 効果的な英語学習をどのようにしたらいいか悩んでいる方
  • 英語学習を、これから本格的にスタートしたい方
  • 英語は仕事で使っているが、自分の英語力に見劣りがして、今のままではまずいと感じている方
  • 海外との仕事はどうにかなっているが、実は自分の英語力の土台に欠けががあるように思えて、一度、基礎から自分の英語をレビューしてみたいと感じている方
  • 小中高の教員の方で、英語を教えるにあたって自分の英語運用能力を高める必要があると考えている方
  • 特に、コミュニケーションとしての英語を小中学生に効果的に教えるヒントが欲しい方、またはそれで現在悩んでいる方
  • 推測に頼ったサバイバル型の聞き取りのレベルを脱し、リアルタイムで、かつ正確な聞き取りができる力をつける必要性を痛感している方 (700点以上ある方は英語コアコースが最適ですが、それより低い場合は、まずはこの基本学習法コースから始める方がいいと思います)

使用教材

仕事ダイアローグ・プレゼンテーション教材(音源付)

独自に開発した教材を使用し、聞き取りとスピーキングに不可欠な英語基盤力を体系的に強化します。 「仕事コミュニケーション ダイアローグ」は、典型的な仕事の場面で頻出する表現を詰め込んだ ダイアローグ教材です。 英語のリズムを視覚的に見せる波形トランスクリプトと、文の構造を視覚的に見せる構文立体トランスクリプトなどもついていて、効率的に学習できます。 別に、継続学習のための教材として、あと一冊(音源付き)提供する予定です。


英語構文ドリルA(音源付)

「英語構文ドリル」 は、この基本学習法コースで教える 「英語的な 文の構造と意味の出方の特徴」 を効率的に身に付けるためのドリル形式の教材です。 典型的な構文(短文~主語の長い文~複文~関係代名詞の文)を集め、そういった構文のパターンに集中的に慣れることで、英語的な感覚自体を体に染み込ませます。

リズム・発音練習教材(音源付)

日本人が聞き取りで特に苦手とするリズムパターン、リエゾンパターン、母音、子音のパターンを抽出した教材。

  1. 日本人が最も苦手とする英語的リズムとリエゾンのパターンを中心に集中練習できる
  2. 日本人が最も混同しやすい英語の母音群と子音群を、違いを意識して集中練習できる
  3. 練習や説明に使う例文は、すべてビジネスで普通に使う自然な単語・表現を使っているので、そのまま仕事で応用できる
  4. 段階的に力をつけていける構成になっている



スケジュール

1日目


基本的テクニックとその理論#1 「文頭から正確に意味をつかむ力」


-英文を聞きながら、同時に文頭から意味を理解してゆく方法の理解と実践


  • 実戦力になる英語力を身につけてゆく上で絶対に必要な「文法項目の整理と理解」
  • 聞き取りの本当の弱点を知る現状把握の方法/弱点克服の方法
  • 英語の「文のつくり」の特徴の理解
  • 英語の「文のつくり」に即した「聞き取りの感覚」を自分の中に作り込むステップ
    • Step 1 仕込み: 構文分析→意味順分析→イメージ化
    • Step 2 体得練習: 音読意味取り(リスニング力)→構文チャレンジ(英語スピーキング力)
  • 英語の「文のつくり」に即した聞き取り方の実践練習

2日目


基本的テクニックとその理論#2 「音とリズムの感覚」 と「意味をつかむ力」の強化


-聞き取りの「正しいフォーム」の理解と体得方法


  • 「英語の音とリズム」の特徴 (日本の音とリズムとの違い)
  • 練習方法1 「発音クリニック」教材による「英語的リズム・リエゾン」と「母音・子音」に慣れる 
  • 練習方法2 音読とリテンション練習による「英語の音とリズム感」を身につける
  • 練習方法3 シャドーイング 「英語の音とリズム」の感覚を身につけるシャドーイングとその効果的練習方法
  • 英文解釈的に後戻りせずに、文頭から英語を瞬時に理解する方法
    • 英語の「文のつくり」の特徴に沿った「文頭からの聞き取り」
    • 英単語の「コアの意味」のつかみ方
    • 同時通訳風「意味落とし込み」練習
  • 英語のニュアンスのつかみ方 
    • 正確な理解に不可欠な、時制、冠詞、単数複数、助動詞などの役割とその重要性
    • 時制、冠詞、単数複数、助動詞のそもそもの意味とニュアンスの理解
    • 実戦の場でも、時制、冠詞、単複、助動詞などに対して意識を持つコツ

3日目


基本的テクニックとその理論#3 「音を聞いて即座に意味をつかむ」


-「意味と音の一体化の感覚」の強化
-「自己学習を継続していける力」の強化


  • 「英語を英語で理解する感覚」の作り込み方 
    • 意味の出る順序の感覚を自分のものにする方法
    • イメージで英語を捉える方法
    • やまと言葉落とし
    • 「同時通訳風意味落とし込み → シャドーイング」 の組み合わせ
  • 正確な理解に不可欠な「構文に対する意識」の強化と、複雑な構文の処理の仕方
  • 正確な理解のベースに必要な 英語ビジネス文化と価値観の知識
  • 自己学習のやり方
    • Day1とDay2で学んだ方法を「新しい教材」で再度実践して、方法論を深く理解
    • その方法をこれからの自己学習に応用
  • 継続学習の成功のポイント
    • 教材の選び方
    • 継続を可能にするための工夫 
      「2分ルール」で連敗しない、記録をつける、自分との約束、その他継続の仕組みのためのツールの紹介 など
    • K/Hシステムでサポート可能なこと vs. 自分でやらねばならないこと
    • K/Hシステムの短期コースをマイルストーンにした 継続学習の方法

英語力強化コアコースとの違い

<基本学習法コース>は以下の面で<英語力強化コアコース>に比べて難易度が低くなります

  • リスニング・スピーキングで重要になる「基本文法・構文の解説」を十分に行う(英語力強化コアコースでは、基本的にここの理解があることを前提にクラスを進めます) 
  • 教材の英文が単語・構文ともに汎用性が高く、比較的平易(英語力強化コアコースの方が、ビジネスで使われる概念的・抽象的な用語が増え、複雑な構文が多くなります。 TOEIC700点以下の方だと、そこに気を取られて、学ぶべき本質の部分に注意が行かなくなる心配があります)
  • 教材の英語のスピードが、コアコースに比べると少しゆっくりめ(英語力強化コアコースは、ネイティブの生のインタビュー素材を使うので、スピードが速めです)

継続学習プログラム

基本学習法コース(初中級レベル)のための継続学習用プログラム<K/Hシステム Bridgeプログラム>で、自己学習が継続できるようにしてあります。 英語力コアコースのレベルに到達するための橋渡し(Bridge)のサポートをするプログラムです。基本学習法コースを受講後には、もちろん学んだ学習法で自己継続学習ができますが、 まだ学習法やモチベーションで不安のある方は、このプログラムで継続学習することをお奨めします。 さらにステップアップした学習にレベルアップしたい方は、「通常のパッケージよりも英語レベルのやや高い教材に組み変えたパッケージ」を選ぶことも可能です。
詳細はこちらから

過去参加者の声

教材の内容がビジネスの実践向きであり、丸暗記してもそのまま役立つ。講師の方の状況に応じた説明が気付きにつながった。(人数が少なかったので更に濃いものになったと思われます)。 一人で独学に近い形で続けるのとは違い、多くの参加者の熱意が伝わり、刺激になった。 ありがとうございました!「楽しく」参加することができました。


本を読んでいるだけ、一人でやっているだけでは、正しいやり方で真剣に、密度の濃い訓練ができなかったので、その点がよかった。 英語を身につけるには、一定の時間をかけてトレーニングをする必要があると思うので、今後の学習の方向付けと、正しい訓練法を身に付けるのに適切な時間配分、難易度設定だったと思う。 正しい訓練の方法で続けていけば、進歩できるという感覚があった。


構文分析・意味を捉える・音・アウトプット意識の全てが必要だと再確認できた。自宅での学習イメージが湧いた。講師の方々が明るく楽しい雰囲気で、英語学習のモチベーションがとても上がった。スクリプトの内容がとても具体的で実戦的だと思いました。ネイティブは平易な語彙でコミュニケーションしているのだと実感できた。勉強の仕方(自習)が具体的にイメージできた。


今後の英語学習をするうえで、勉強の仕方を学ぶことができた。初めは難しく感じたが、繰り返し練習することでコツをつかむことができてきた。具体的な学習方法の糸口が見えてきました。


今まで、この様に具体的に教えてもらった事がなかった。また、自宅での継続的な勉強方法も教えてもらったこと。 勉強方法を教えてもらったため、また無理なく継続的に自己学習できそう。