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中級スピーキングコース

意思を明快に、誤解なく伝えるスピーキング力の強化! プロフェッショナルとして、明快かつ礼を失することのない英語コミュニケーション力の養成を目指します。

対象レベル

TOEIC730点以上(ビジコミ強化コアコース既受講者)、TOEIC800点以上(新規受講者)
ビジコミ強化コアコースで学んだことを土台としたスピーキング力強化コースです。TOEIC800点以上の方はこのコースからの参加も可能です。ビジコミ強化コアコースで学んだ基本コンセプト「英語のロジック」×「丁寧表現体系」の理解を前提にして、ビジネスでよくある場面への応用・強化を主眼とします。

  • アセスメントによるビジネスコミュニケーション力の現状把握をしたい方:
    約40項目のアセスメントにより、自分の課題の特定をします。ビジネスコミュニケーションの重要ポイントと自分の強みと改善分野とを理解したうえで、実践練習をしたい方
  • スピーキング力強化に興味のある方:
      ブロークンなサバイバル英語を脱して、正確な文法・構文で、かつ自然な英語表現を駆使して話せる力を強化したい方 (英語力の分野)
  • 英語的な論理構造に沿った話し方ができるスピーキング力の醸成に興味のある方:
    英語圏の人に伝わりやすい順番と構造で、論理立てて説明・説得できる英語の話し方、聞き手の心理にも配慮した英語の話し方ができるようになりたい方 (ロジック力の分野)
  • 職場コミュニケーション力の強化に興味のある方:
    自然なSmall Talk(雑談)、誤解なく意思が伝わる話し方、納得感を持って動いてもらえる説得、英語的なプレゼンの組み方、効果的な質疑の仕方、職場でのコミュニケーションに必須の報告・提案・依頼などの話し方と効果的な表現を学びたい方
  • 議論・反論・レトリックなど英語圏の説得と議論の仕方に興味のある方:
    この分野は本格的には1月~2月の「上級スピーキングコース」で扱いますが、その土台を中級スピーキングコースで作ります。上級スピーキングコースで扱う①相手とかみ合う議論力、②そのために必要な精緻な説明の仕方、③相手が使ってくるレトリックを見抜いて反論するスキル、④反論に対して自分の論を立て直す力 などを、効果的に学び、身に付けるための土台づくりに興味のある方は、このコースの受講をお奨めしています。

内容

学習内容

1日目のセッション

K/Hシステムのエグゼクティブプログラムのアセスメントを使って、まずは英語とビジネスコミュニケーションの両面からスピーキング力の評価をします。現状の力を把握したうえで、これからの学習でどこにフォーカスして学習すべきか、重点項目を個別に洗い出します。
長所と改善分野として洗い出した項目を意識して、まずは、ビジコミ強化コアコースで学習した2本の柱(話の論理構造、丁寧表現)を実践スピーキング練習して、学んだ視点を運用レベルまで引き上げます。
具体的には、相手を説得して動かすために効果的なサポートを戦略的に組み合わせるスピーキング練習、相手の懸念・不安・反発なども考慮に入れた説明・説得のスピーキング練習、適切な配慮表現も使って不要な抵抗感を与えずに相手を動かす話し方の練習 などを、ビジネスの場面を想定して実践練習します。さらに、英語ビジネス文化で効果的に仕事をするうえで欠かせないsmall talk(雑談)の練習も行います。

成果として期待できること:
① 説得力を強化するために、戦略的にサポートを組み合わせて話すコツがわかる
② certainly…but…の形で、相手の懸念・不安・反発も考慮した丁寧な話し方で説得力のあるスピーキングができるようになる
③ small talkの意義を知り、目的に合った内容でsmall talkをするコツが分かる

2日目のセッション-職場ビジネスコミュニケーションの基本テンプレート

職場ビジネスコミュニケーションで必須の「報告」、「依頼」、「提案」、「趣旨説明」の仕方を学び、効果的な話の組み立てのテンプレートと英語表現を使ってスピーキングの実践訓練を行います。講師によるフィードバックと改善の繰り返し作業で感覚をつかんでいきます。つねにアセスメント項目を意識して、その項目の着実な改善を目指した練習を行います。

成果として期待できること:
①説得力のある「報告」、「依頼」、「提案」、「趣旨説明」ができるようになる
②質問・反論のやり方のコツがわかる
③相手の疑問に的確に答えられる回答ができるようになる

3日目のセッション-プレゼン、質疑応答、ミーティング、ディスカッションの応用練習

プレゼンの組み方、聞きたい内容を引き出せる質問の仕方、的確な答え方のテクニック、ミーティングでの議論の仕方など、「1対多数」のビジネスコミュニケーションを効果的にするポイントを実践的に学習します。話の組み立て方、英語表現の選び方などを、具体的な場面を想定して、ロールプレイ型でスピーキングの実践練習を行います。

成果として期待できること:
①英語圏の人に納得してもらいやすいプレゼンをすることができるようになる
②聞きたい内容を引き出す質問ができるようになる
③質疑応答で、落ち着いて、かつロジカルに回答することができるようになる
④反論に対してきちんと自論を立て直すやり方とコツが分かる


主なトレーニング内容

K/Hシステム・エグゼクティブアセスメント(コミュニケーション編)

以下の5つの分野を細分化した約40項目で英語・コミュニケーション力の現状をしっかりと理解し、自分の長所と改善分野を意識しながら実践スピーキング練習ができるようにします。
【Part1】 信頼関係の構築、【Part2】 状況把握力、【Part3】 合理的・明快に説明する力、【Part4】 相手に動いてもらえる説得ができる力、【Part5】 異文化で求められる適切・効果的な表現力


相手を説得して動かすうえで重要な「サポート」のバリエーションを強化!

相手を説得して動かすための「サポートの複数のアプローチ」(理由、具体例、エピソード、数字・データ、利点、重要性等)を学びます。同時に、「効果的なサポートの組み合わせ方」や、ロジックの展開を明快にする「効果的な旗印表現」を具体的に学びます。


ロジックパターンの見本例を集めた強化教材で実践練習!

ロジックパターンドリル教材を使い、ロジックのパターン、サポートの組み合わせなどを、ビジネスでそのまま使えるたくさんの実例に触れて学びます。形だけでなく、使われている表現も含めて身につけてインプットのクオリティーを高めることで、アウトプットのクオリティーを引き上げます。


話の構造(マクロ)だけでなく、一文単位(ミクロ)のクオリティーも強化!

話の構造(マクロ)だけでなく、一文単位(ミクロ)のクオリティーも高めるために、以下にフォーカスして課題に取り組みます。

  • 聞きやすさ、話しやすさに大きく関係する「かたまり感覚」を強化するスピーキング練習
  • エグゼクティブのような知的な話し方に必須の「長めの構文パターン」を使って話す練習
  • 細かな誤解につながりやすい「日本人の文法ミスのパターン」克服練習
  • 英語圏のリーダーには見られない、「ア~、エ~」などの不要な‘つなぎ言葉’をなくす練習


日常の仕事のコミュニケーション力アップにつながる、話の組み立ての「テンプレート」の学習

日常的な職場の英語コミュニケーションで頻出する様々な場面(報告、指示、提案、意見を主張する 等)に活用できる話の組み立てのテンプレートを学びます。自然な話の論理展開を身につけると同時に、そこで使われる定型句も正確に覚えることで、職場でより説得力のある話し方ができるようになります。


段階的で無理のない実践練習ステップ!Small Talk から、ショートプレゼンまで

ビジネスで実はとても重要なSmall Talkのレベルから始まって、段階的にショートプレゼンテーションやディスカッションに進んでいきます。質疑応答での質問や答え方のテクニック、効果的なプレゼンの作り方、司会の仕方とその表現なども学びます。K/Hシステムの長期企業研修でのスピーキング強化の手法を取り入れ、学んだ内容を少しずつ応用していく形で、体系的にスピーキング力を強化します。



使用教材・資料


① アセスメントとレーダーチャート

海外で仕事をするエグゼクティブビジネスパーソンのために作ったアセスメントで、約40項目から構成されています。この詳細項目をチェックすることで、自分の足りないところが一目瞭然になります。

② K/H System Logical Structure Pattern Drills(音源付)

3つのロジックパターンのパラグラフサンプルが多数集めてあります。合計で90のパラグラフサンプルは、ほぼすべてがビジネスで使われる場面サンプルで、使われている自然な表現も含めてぜひ身につけておきたいものです。ロジックと構文をチェックして意味を確認しておけば、後はシャドーイングを繰り返すことで、英語的なロジック感覚と英語表現の両方が同時に身に付けられる優れものの教材です。

③ 仕事テンプレートスピーキング(音源付)

相手が納得して動いてくれるための効果的な論理構造パターンを習得し、必要な情報を英語的に整理する力、様々なアプローチで説得情報(サポート)を組み合わせる力を上げて、効果的にコミュニケーションできる力を強化します。

④ Presentation関連資料

司会のオープニング、クロージング、スピーカーのオープニング、クロージング、プレゼンの組み立て方、質問と応答などの典型的な例を学べます。

⑤ Small talk 練習帳

クラスで使うsmall talk練習のトピックに関して、そのトピックに合った効果的な答えを準備するための表現とポイントが説明された資料です。具体的には、トピックごとに、どういう情報が期待されている のか、どんな印象を相手に与えることを狙うべきなのか、答えるときに気を付けるべき落とし穴はなにか、などが解説されています。

過去参加者の声

実用的な事例をたくさん学べたので、ためになりました。テンプレートは非常に役立つと思います。弱点や改善すべき点がわかったため。楽しかったです。また機会を作って参加したいです。


英語でロジックを組み立てながら話すという基本形について学べた。実践練習ができて、自分が何ができていないかを明確に理解できた。話し方、文章の組み立て方に重点を置いていたので、練習を積めばできると思えて、特に難しいとは感じなかった。


メイン→サポートの構成は頭ではわかっていたつもりだったが、実践でやってみると全く出来ないことがわかって良かった。他の人の評価が受けられるのも客観的でよかった。 自分の 課題がわかった。日本語で話す時でも仕事では役に立つと思う。


非常にpracticalで、今日から参考になるポイントが沢山ありました。シリアスな状況も、多少ゲーム感覚で楽しめそうな気もしてきました。


ロジックパターンをしっかり作っておけば、簡単な英語でもきちんと言いたいことが伝えられるということが分かりました。


ロジカルに話を組み立てる、という感覚が少しずつ分かってきた気がする。この練習を続けていきたいと思う。 ぎりぎりついていけるかどうかのレベルで丁度よい刺激になった。 このコースで学んだことがしっかりできるようになれば、もっとロジカルに話せるようになると思うので、やる気がでた。