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K/Hシステム
上級フェローシップ・プログラム2022

世界で通用する質の高い英語・コミュニケーション力を目指す
正確な文を作って話せる力を養成 ― 転んでも文法的には正確な文で話せる

K/Hシステム 上級フェローシップ・プログラムは、K/Hシステムの中級コースまでの4コース以上履修、または6か月以上の長期企業内研修を修了した方が、英語力と英語コミュニケーション力をさらに向上させるための特別サポートプログラムです。4か月(月1回×4回)の集中コースです。K/Hシステム最高峰のプログラムで、年に1回のみの開講です。上級視点を土台にして、ステップ・バイ・ステップで力を付けていきたい方は是非ご参加ください。


今期テーマ

正確な文で話す力 ― 自分の話す英語を、録音して聞いてみたことがありますか?
自分の話す英語を客観的に聞いてみると、なかなか改善余地のある英語になっているのではないでしょうか?多くの文法ミスがあることにも気が付くはずです。一方で、今まで勉強してきてこの状態だとすると、果たして改善可能なものなのでしょうか?文法 ミス、語句選択の不自然さ等がなくなり、より正確でわかりやすい英語を話している自分を想像できますか? これを可能にしたいと感じている方に今年度のフェローシップはお薦めです!

今期テーマ設定の背景

昨年は「精緻なリスニング力」をテーマとし、それ以前の5年間は「英語の説得力と話す内容」に重点を置いてきましたが、いまだ手をつけられていなかった分野が、「一文ずつ、文法的に正確に話す能力」でした。
基本中の基本なので、フェローシップの主要テーマとして、今まで掲げたことはありませんでした。それをあえて今年度のテーマとする理由は、皆さんの話す英語に、文法ミス・語句選択ミス・非論理的文章など、基本的な課題が残っているように思えたからです。グローバルに活躍するならば、直しておいて損はない分野です。この弱点は、日本人のビジネスパーソンに共通した課題のようにも思えます。これが改善できれば、他の人たちとは一味違った質の高い英文(ネイティブスピーカーには常識な文)を作って話せるようになります。4日間かけてやる価値が高く、投資回収率も高いテーマです。

今期フェローシップの目標と学習の視点

1.一文ごとに 「文法的に」 正確に話せる力
2.一文ごとに 「自然な語句で」 話せる力
3.「文と文の間に論理的整合性」 が感じられる表現を使って話せる力

上記の課題を改善・克服するために、以下の視点を重視した学習をします。

         
✓ 自分の言いたいことがしっかりと分かり、イメージできるようにする
  自分の言いたいことが自分でクリアにわかって初めて、名詞の単数/複数、冠詞の選択、時制・仮定法などが正しく選べる。
  自分の言いたいことが分からないとそもそも何を使うべきかが決まらないため、必須の前提となる。          
✓ パターン構文/表現、定型句を正確に身に付けて使えるようにする
  1文が自然になり、同時に、文脈に沿った自然な話の流れを作る下地が整う。
  また、かたまりで使える定型句や一部 入れ替えるだけのパターンを多く持っていることで文法ミスの可能性も減る。          
✓ 英語的な話の組み立て方を自分の感覚の一部にし、文相互の論理的関係を強く意識する
  話すトピック、メインポイント、前後の英文同士の論理的関係を強く意識し、論理の整合性や一貫性を通すために必要な語句選択を意識する。
  それがないと、論理的に自然な流れを損なう語句選択になり、不自然、またはおかしな表現に響く。話全体として不明瞭になり、説得力が極端に弱くなってしまう。

オンラインであっても、対面クラスのように、小グループでの作業やグループ内でチームビルディングができるような工夫をします。もちろん、いつものグループ対戦も組み入れます。最終日は、これまでのように、このプログラムで学んだことをベースにした成果発表会(個別&グループ発表)などを設け、受講者相互の切磋琢磨しながらの学びを促進します。 今回はスピーキングクラスなので、皆でたくさん英語で話す機会があります。お楽しみに!         

印刷用:コース概要

追加で Day0 を開催

対象者

希望者はどなたでも―フェローシップの受講資格が無くても―受講できます。ただし、フェローシップ新規受講者は必須受講とします。また、過去の受講者で、以下の内容の基礎固めをしておきたい方も受講可能です。

目的

Day1~Day4のクラスに向けた準備です。今期目標の<学習力強化>が効果的にできる前提として必要な、英語の知識、K/Hシステム学習ツールなどの地固めをします。

内容

(過去2年とほぼ同じ内容です。)Day1以降に学ぶ「上質な英語のスピーチとそのコミュニケーションスタイル」には、多くの場合、<抽象と具体の行き来>が入ります。その際、例えば「冠詞」、「単複」や「時制」、「仮定法」、接続詞の「And so」といった要素が重要な役割を果たします。こうした要素は、知っているようでいて、実は英語上級者でも意識が落ちたり、ニュアンスの理解があいまいだったりすることが多く、そのためにメッセージ全体の理解があいまいになってしまいます。また、「主語の選択」、「同じ単語をつかったリンク付け」など、改めて指摘されないとそのテクニックや重要な役割に気づかないものもあります。このように、今回のコースの学習内容を理解し、味わい、納得して使えるようになるうえでキーになる要素がいくつもあります。こうした基本要素の深い理解なしには、上質な英語を使った学習や体得はほぼ不可能と考え、Day0は以下2つの分野にフォーカスしてクラスを行います。

A: 高度な英語を扱う上で大前提となる基礎的知識や理解の確認

英語ではきちんと区別し、それによって説得力を作りだしている「イデアとその具現であるもの」「バーチャル世界と現実」等、英語的なもののとらえ方に直結する項目をレビューします。

    レビュー項目例:
  • ロジックの中間項の概念
  • 数の概念 (集合関係をつかさどるaとthe、イデアや質を表すtheと無冠詞)
  • 時制/仮定法 (現在形とその他”現実世界”の時制、現実未来とバーチャル世界の感覚)
  • 定義に必須の関係代名詞/関係副詞
  • ロジック構造全般のレビュー (Argumentation型・Explanation型)
  • 細かいロジックの流れをつかさどる接続用語 (たとえば、but, although, so, and so, however, That is….)

B: 高度な英語を体得し、応用するのに便利な学習プロセス/ツールの紹介と実践

抽象と具体を行き来するような上質な英語の体得には、英文の深い理解に基づいた練習や、扱うアイデアの上手な整理も必須です。そのため、例文から学び、また、アウトプットを効果的に行うための学習ツールや練習のコツを紹介します。

    レビュー項目例:
  • シャドーイングや聞き取り練習の効果を上げる<構文分析・意味順分析>
  • ニュアンスへの意識を強化する<やまと言葉落とし>
  • 音読意味取り
  • 話の骨格をとらえる視点を強化する<ロジックメモ>


コース対象者・申し込み方法


対象

K/Hシステム公募講座に 4コース以上参加、かつ、修了された方で、TOEIC 800点以上
または、K/Hシステム 長期企業研修コースを修了された方 

定員

16名まで
(定員に達した段階で、締め切らせていただきます) 

日程

[全日程 9:30 ~ 18:00 オンラインで実施] 
(土) *Day0は過去2年とほぼ同じ内容です
(日) *継続者はDay1から
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受講料

新規申込み
80,000円 (税込 88,000円)
Day0無料ご招待

継続者
60,000円(税込 66,000円)
Day0は、受講料追加(税込 11,000円)で参加できます。
フェローシップ参加初年度は、「新規受講者」扱いとなります。前年度までに配布済みの教材はご持参ください。

Day 0のみの受講
15,000円(税込 16,500円)

申し込み方法/問い合わせ

2022年度の申込は終了しました。次回の開催は2023年12月~2024年3月を予定しています。

過去参加者の声

実践的で、スピード感のある構成が大変魅力的だった
TOEIC 940

議論やプレゼンテーションの論理構造を把握できるようになった
TOEIC 835

ビジネスの具体的なケースにつながるトピックが多く、よかった。
TOEIC 955

実践練習と説明のバランスがよく、理解しながらスキルを身につけることができる
TOEIC 990

参加者の意識が高く、レベルが高いので大いに刺激を受けた
TOEIC 860

自分の実力を再認識できたため、目標に向かって、あとどれくらい努力しなければならないのか考えることができた
TOEIC 830

英語だけでなく、国際的に仕事をする上での考え方を教えてもらえて大変良かった
TOEIC 940